定番二つの良いところ取りパンツ
サササフラスの代名詞とも言える「Fall Leaf Pants」の収納力と、「Gardener Pants」らしいタフな作り。
その二つを重ね合わせ、軽快な4/5レングスに落とし込んだのが『Fall Leaf Gardener Pants 4/5』です。
生地の柄、そして8分丈という絶妙なバランス。
他ではあまり見かけない独特の立ち姿が、このパンツを特別なものにしています。
懐かしくもあり、新鮮な織りパッチワーク
今季のCotton Tweed Patch Checkは、プリントではなく、ヘリンボーン織りの濃淡でパッチワークのような景色を作った生地。
触れると、昔懐かしい古着のヘビーフランネルシャツを思わせる、肉厚でしっかりとした起毛感があります。
ウールパンツに引けを取らない暖かさがありながら、素材はコットン100%。
自宅で気兼ねなく洗えるのは、やはり大きな魅力です。
ずっしりと目が詰まっている分、夏に穿くのは難しいですが、そのぶん冬場の頼もしさは格別。
グレー、ネイビー、ブラウン。
落ち着いた配色の中で、ヘリンボーン特有の陰影が静かに効き、近くで見るほど表情が増していきます。
柄は切り出し位置によって見え方が変わるアソート仕様で、一本ごとに自然な個体差があるのも魅力です。
腰まわりの大きなオーバーポケットが重なることで柄が少しズレて見える、その“整いすぎなさ”も、このパンツならではの格好良さだと思います。
ササフラスらしい機能性と、変わる裾幅
機能面の要になるのは、腰まわりをぐるりと覆うオーバーポケット。
上からも横からも手を入れられる構造で、ただ容量があるだけでなく、使っていてとても自然です。
左腿のハンマーループや右腿のツールポケットなど、道具としての背景を感じさせるディテールがありながら、穿くと不思議と落ち着いて見える。
このバランス感覚こそ、ササフラスの面白さです。
トリプルステッチやボタンフライなど、長く穿き続けることを前提にした強度も、細部まできちんと行き届いています。
シルエットはゆとりのある太さで、穿き方ひとつで印象が変わるのも楽しいところ。
8分丈を活かして、少し腰位置を上げ、靴下を覗かせるのも良いでしょう。
裾のボタンを絞れば、ボリュームのあるブーツからスニーカーまで、足元のバランスを自在に調整できます。
引き算で映える一本
生地そのものは、どこか「ザ・アメリカン」な無骨さを持っていますが、合わせは意外とシンプルでいい。
白シャツに、ざっくりとした大きめのコートを羽織るくらいがちょうどいいと思います。ほかを削ぎ落とすほど、このパンツの良さがすっと浮かび上がってきます。
生活の中で穿き込み、洗いを重ねていく。
そのたびにコットンツイードの毛羽が立ち、パッチワークの境目が少しずつ馴染んでいく。
数年後、鏡の前に立ったとき、新品の頃よりもずっと、時間の跡がきれいに刻まれたこのパンツの表情に、きっとまた惹かれるはずです。












