Royal Traveler Vest
Post O’Allsを代表するベスト『Royal Traveler』。
肩まわりはすっきりと収まり、身幅には程よいゆとりがあり、中にシャツやスウェットを重ねてももたつかない。
シルエットそのものがとてもよく整えられていて、着る人を自然に引き立ててくれます。
加えて、両サイドのフラップ以外はインポケット仕様、ステッチも同色で揃えているため、ポケットの多さを感じさせないクリーンな印象に。
機能性を備えながらも見た目は洗練されていて、日常のスタイルにすっと馴染んでくれるのです。
着る鞄
両脇をぐるりと回り込むように付けられたフラップポケットは、デザインのアクセントであると同時に実用性にも優れています。
荷物を入れると重さが分散され、見た目以上に軽快。
さらにフロントや内側も含め、計8つの収納力は「着る鞄」と呼びたくなるほどで、手ぶらで過ごせる安心感があります。
こうした細部の調整を重ねてきたデザイナー大淵氏のこだわりが、一つひとつに息づいています。
Cotton Whipcord
今季セレクトしたのは、コットン95％・ポリエステル5％のウィップコード。
『ブラックフラッシュ』と名付けられたこの生地は、黒の中に白い繊維がちらほらと混ざり、光の当たり方によってチャコールにもブラックにも見える奥行きある表情を持ちます。
凹凸感のある質感は、洗い込むほど柔らかく馴染み、経年変化を楽しませてくれます。
タフさと扱いやすさを兼ね備え、長いシーズンに対応してくれるのも魅力です。
ヴィンテージを超える、未来の定番
夏はTシャツの上に羽織って軽やかに、秋にはチェックシャツと合わせてトラッドに、フーディーと重ねればリラックスしたスタイルに。
冬にはコートやブルゾンの下に忍ばせ、暖かさとともにポケットがアクセントとして映えます。
シーズンを問わず活躍し、着る人の日常に自然と溶け込むベストです。
1980年代に出会った一着のヴィンテージ・ハンティングジャケットをルーツに、2000年代前半のデビュー以来アップデートを重ねてきた『Royal Traveler』。
流行に流されず、いつまでもそばにいてくれる一枚として、気づけば手に取ってしまう。
そんな不思議な魅力を持つ存在です。
