Dead Stock Brown Structured Wool Coat
シンプルなステンカラーコートから漂うただものではない感。
今季はジャーマンレザーを除き、全てフランクが見つけてきたデッドストックの生地を使用したアイテムをセレクトしているのですが、この生地は展示会場ですぐにおさえてもらったくらい気に入った生地です。
ブラウン、ダークブラウン、ベージュ、ネイビー、チャコールの糸が絶妙に混ざり合い、糸の太さの違いからくる立体感と掛け合わされ、奥行きのある美しい色彩が一枚の生地で表現されています。
軽くはないが安心感と満足感のある生地感
一枚物ではなく、コットンやアセテート素材で裏張りされているので、決して軽くはありませんが、その分ウールのコートを着ているという安心感があり、視覚的にもダウンや化繊の高機能素材では得られない天然素材ならではの温かみがあります。
リラックス設計だが落ち着いたムード
着てみると、やや肩幅にゆとりを持たせてあるので、肩のラインが自然に落ち、突っ張り感がありません。
少し前振り気味なアームは、動きやすさを考慮した設計で、リラックスした着心地を確保しています。
身幅は適度にゆとりがありながらも、オーバーサイズといった感じではなく、不思議とおさまりの良いすっきりとした印象を与え、膝下まである着丈は深めのバックスリットが特徴で、動きやすさも兼ね備えています。
フロントボタンと袖口にはそれぞれ違うアンティークボタンが施され、さりげないポイントになっています。
シンプルで普遍的、上質なコート
こだわりは深いですが、シンプルで飽きの来ない普遍的なシルエットなので、ワイドパンツやすっきり目のパンツどちらとも相性が良く、さまざまなスタイルに合わせやすい。
立体感のある生地の表情と、洗練されたデザインのおかげで、存在感はあるが落ち着いたムードを演出できるコートとして長く愛用していただけると思います。
そろそろ本気の一着が欲しいなと思ってる方に是非着て頂きたいコートです。