説明
花じゃなくて、雑草まで
LEAF and WEEDS。
葉っぱと、雑草。
ガーデニングをテーマにしたブランドなら、もっと綺麗な言葉はいくらでも選べそうなのに、SASSAFRASはちゃんとWEEDSまで入れる。
そこが、なんともSASSAFRASらしいと思います。
庭には、育てたものだけがあるわけではありません。
いつの間にか生えてきたものもあるし、抜くものもあれば、そのまま残しておくものもある。
葉っぱも雑草も、同じ庭にある。
そのくらいの感じで、この言葉を見ています。
言葉と同じくらい、文字がいい
そして、言葉そのものと同じくらい気になったのが、この文字です。
丸みがあって、少し古いアメリカの本や広告にありそうな書体。
胸の真ん中に一列。
大きすぎず、小さすぎず。
一枚で着ればちゃんと見えるけれど、シャツを羽織れば全部は見えない。
そのくらいの存在感が、ちょうどいいです。
近づいて読んで初めて、
「あ、葉っぱと雑草って書いてあるんだ」
くらいでいい。
それでいて、ただの英字プリントには見えない。
言葉と書体の組み合わせに、ちゃんとSASSAFRASらしさがあります。
白だから、文字が残る
今回、うちではWHITEだけを選びました。
他の色が悪かったわけではなくて、このプリントに関しては白が一番素直に見えたんです。
LEAF and WEEDSという少し変わった言葉も、この丸みのある少し古い書体も、白いボディに黒で置かれると、それ以上何かを足さなくていいように見えた。
G.D.U. TではORANGEの鈍い色にも惹かれましたが、こっちは逆です。
色を楽しむというより、言葉と文字をそのまま見たかった。
だから今回はWHITEだけ。
ボディはG.D.U. Tと同じ、Single Yarn Cottonの天竺です。
洗いがかけられた柔らかな生地で、脇に縫い目のない素直な作り。
ネックのリブも細めで、プリントTにありがちな重たさがありません。
このプリント自体がそこまで大きく主張するものではないので、一枚で着てもいいし、シャツやジャケットの中に入れても使いやすい。
むしろ上から何かを羽織って、LEAFだけ見えたり、WEEDSだけ見えたりするくらいでもいい。
全部読めなくても、このTシャツはちゃんと格好いいんです。
後から、少しつながった
そして、あとからこの書体が少し気になって調べているうちに、Whole Earth Catalogの文字にもどこか近いものを感じました。
もちろん、これがそこから来ているのかは分かりません。
最初から気づいていたわけでもない。
でも、一度そう見えると、この文字の少し古い感じにも妙に納得してしまう。
SASSAFRASを見ていると、こういう小さな引っ掛かりから、昔の本だったり、道具だったり、服だったりに話がつながっていくことがあります。
ただ、それが何を元にしているのかまで、全部答えを出す必要はないんだと思います。
調べて分かったことは面白い。
でも、それによってこのTシャツを好きになったわけではありません。
僕が最初に惹かれた理由は、もっと単純でした。
知らなくても、格好いい
LEAF and WEEDS。
この言葉を、この文字で、白いTシャツの胸に置く。
それだけで格好いいと思った。
あとから背景らしきものが見えてくると、それはそれで面白い。
でも、知らなくても格好いい。
そこが大事なんだと思います。
G.D.U. Tは、言葉の意味を知ることで、より面白く見えてきたTシャツでした。
LEAF and WEEDSは、そこまで説明されなくても何か引っ掛かる。
同じボディで、同じように文字を使ったTシャツなのに、見え方は全然違います。
花じゃなくて、雑草まで。
その言葉を、この文字で、白いTシャツに一列。
今回は、それだけで十分でした。