2026.4.28.

【nakamura shoesについて、大切なお知らせ】
本当に残念なお知らせですが、中村さんよりアナウンスがありました。
現在の世界情勢の影響により、接着剤など靴作りに必要な材料の確保が難しくなり、しばらくの間、新たな受注を止めることになったそうです。
ずっと変わらない姿勢で、一足一足、誠実に靴を作り続けてきた中村さんのことを思うと、この状況がどれだけ無念かは想像に難くありません。
うちでもこれまでたくさんのお客様にご紹介してきた靴なので、正直とても寂しいです。
そして現状、当店でもご予約分を除いて、新たな入荷予定はありません。
そんな中、ほんの偶然のように、奇跡的に一足だけ届きました。
SG-02 SP Kip Leather 27.5cm
探されていた方にとっては、きっと意味のある一足だと思います。
こういうタイミングだからこそ、必要としている方にちゃんと届けば嬉しいです。
たぶん表に出さなくてもすぐ旅立つと思いますが、気になっていた方がいれば、この機会にぜひ見てみてください。






以下、SG-02 SPの説明です。
『スニーカー以上、革靴未満』。
足立区・江北のアトリエで仕上げられた別注サイドゴアシューズは、くるぶしの少し下で止まるミッドカットに、キャップトゥとサイドゴアを組み合わせた一足です。
丸みのあるトゥが柔らかい印象を保ちつつ、キャップ部分にだけ小さな親子穴を配して表情をほんのり加える。その“さじ加減”がちょうどいい。
履き口はすっきりとしていてメリハリが生まれるぶん、視線が流れて足のボリュームも軽く見えます。
見た目はコンパクトでも土台は頼れる作りで、厚みを抑えたラグソールが重さを感じさせません。
太い軍パンやゆったりチノの裾も、細身のトラウザーも、どちらも自然に受け止める“素直な形”。
僕にとっては、作業にも外出にも迷わず履ける『制服』のような存在です。
アッパーはきめ細かなキップレザーで、ほどよい艶があり、多少ラフに扱っても表情が崩れにくい頼もしさがあります。
履き口の伸縮ゴムは着脱を一息で済ませてくれて、踵の太めのプルタブに指をかければ脱ぎ履きの多い日もストレスなし。
アウトソールはビブラムのラグソール。
ワークブーツや登山靴にも使われる安心感のある仕様で、濡れた路面でもグリップが効き、想像以上に軽い履き心地です。
長時間立ちっぱなしの日や、よく歩く旅行中にも頼りになります。
見た目のポイントはキャップトゥにありますが、全体のボリュームは控えめなので“ドレスに寄りすぎないきちんと感”で日常に馴染むのも魅力。
よく履いているので着用写真はあえて載せませんが、本当に合わせる服を選びません。
手を伸ばす理由はいくつもあるのに、見た目は静かで出しゃばらない。
スニーカーの気軽さと革靴の落ち着き、そのちょうどいい場所にいる一足です。
デニム、軍パン、チノ、ウールトラウザー、ショーツまで守備範囲が広く、外食や展示会まわりのように脱ぎ履きが多い日にも強い味方。
「今日はきちんと見せたい」「いまは急いで出たい」
どちらの朝にも、同じように信頼して手に取れます。