FilMelangeが誇る定番素材
ワンコインで買えるTシャツもあれば、古着の何十万かするTシャツもある。
選ぶ基準も人それぞれですが、僕は断然着心地(素材)が第一。
FilMelangeが誇る定番素材『オーガニックラフィー天竺』、夏にTシャツで凄くお勧めしているDIZZY(廃盤😭)に使われている生地です。
これは、フィルメランジェが特注した糸を使い吊り編み機にかけ、ふわっふわ、とろっとろな風合いに仕上げた生地なんですが、着ると、とにかく気持ちよくて、柔らかいのにコシがある最強のTシャツ素材です。
DOS-PT
それを使ったゆったりシルエットのTシャツ『DOS』に、群馬県桐生市の桐染さんによるかご染が施された『DOS-PT』。
同じものが存在しない手染めのTシャツは、見た目良し、着心地良しな、今シーズン注目の一枚です。
【かご染めとは】
しわの様に柄をまだらに染める技法。
布を手繰り寄せ、2つの籠の間に布を挟み染め上げる為、かご染めと言います。
桐染さんの最も得意とする技術であり、まだらをバランス良く染め上げるには大変高い技術を必要とします。
どこを切り取っても同じ柄のない様は、まるで万華鏡のような美しい染め上がりです。
Tシャツの状態で染める、自然な仕上がり
生地の状態で染めているわけではなく、Tシャツの形を作ってから染めているので、組み立てる時にありがちな、変な柄の切れ目がなくとても自然な仕上がりです。
もちろん丸胴仕上げなので脇の柄も切れていません。
夏祭りで取った金魚のような『color mix』。
穏やかな午後の微睡(まどろみ)のような『beige mix』。
コバルトヤドクガエルのような『navy mix』。
の、3色です。
僕はnavy、妙子は金魚にしました。
無地T、プリントTとはまた違ったニュアンスのTシャツ、染めならではの経年変化とボディーの経年変化。
古着のタイダイTシャツとはまた違った味わいの手染めTシャツです。
【桐染-KIRISEN-】
桐染とは群馬県桐生市に工房を構える染色工場から生まれたブランドです。
1919年に創業し絹糸の染色を始め、糸染めのみならず生地染や製品染など時代のニーズに合わせて様々な染色を手掛けています。
現在は4代目の平本ゆりさんが、今まで継承してきた手染の魅力を、女性らしい感性でデザインするプロダクトを通して伝えています。