CABLE Linen Cardigan
紹介したいけど、本当はしたくない。QUILPがCorgiに別注したリネンカーディガン『CABLE』。
一着だけになったのでご紹介します。
美しいグリーンの糸と曇り空のようなグレーの糸を3対1で撚り合わせた4plyの糸をたっぷりと使用したハンドニットカーディガン。
その一着一着がオンリーワンであり、霜降り具合には編み手の個性が出ます。
シンプルな構成に仕込まれたデザイナーのこだわり
ゆったりと取られた身幅に対し、やや短めの着丈は着用を繰り返した後の姿をデザインしているかのよう。
折り返す前提で長く取ってある袖にはサムホールが設けられており、伸ばして親指(サム)を出して着ることも可能です。
大きめな二つのポケットの真ん中に一つだけ付いているボタンはこの数で正解。
QUILPのバランス感覚にはいつも驚かされます。
4ply(4本取り)ならではの奥行きのある色
リラックス感のあるコーディネートを組んでもラフに見えにくいのは、4plyならではのリネンの光沢感と、キリッとしたハリのある編み地のおかげ。
Corgi120年の歴史が醸し出すムードも抜群で、柔らかさの中に力強さがあり、可愛いのに威厳もある。
本当に不思議なニットです。
天然素材ならではの高い機能性
なんだか一気に気温が上がってしまいましたが、汗をかくことが多くなるこれからの季節でも、リネンのカーディガンなら安心。
リネンは汚れが染みにくく落ちやすいという性質に加え、抗菌性を持つともいわれ、清潔に使用することができます。
また、汚れにくいくだけでなく生地の毛羽立ちも起こりにくいので、化学繊維と比べて静電気が発生しづらく、ほこりやごみが付着しにくいのも特徴です。
MODE and ARTISAN
身にまとう人の気持ちが高まる全く新しい形と美しい色彩に、歴史が証明している素晴らしい職人の技が融合したQUILPのCABLE。
唯一無二のCorgiです。
【CORGIについて】
Corgi Hosiery社は、1893年に英国サウスウェールズで創業したニットウェアメーカー。創業当時のウェールズ地方は炭鉱が主な産業であり、そこで働く労働者達に暖かいロングソックスを履かせたいという思いから、ハンドメイドの靴下の製造を始めました。
1960年からはハンドフレームによるインターシャのニットウェアの生産を開始し、後にカシミヤ素材も加わり、エルメスやラルフローレンといったビッグブランドにも認められるようになります。
1988年には、チャールズ皇太子が10年間にわたりニットウェアとソックスを愛用した実績によりロイヤルワラント(王室御用達)を受賞。
21世紀でも今なおCorgiは職人による伝統的な手法にこだわり、多くの古い機械を大切に使いながら、名だたるメゾンブランドのニット製品の生産を請け負っています。