PostのNAVY Pants
個人的に復活を待ち望んでいるPost O’AllsのNAVY Pants。
Dead Stockを買ったりUsedを買ったりして何本も所有しているが、大事にしすぎて肝心なエイジングはまだまだ‥‥といった感じ。
20年前の、まだ僕が痩せていた頃に穿いていたSサイズは、妙子が見事な仕上げを施し殿堂入り。
やっぱりデニムは穿き込むことでより美しくなっていくなと再確認。
油汚れとインディゴブルーって最高の組み合わせです。
さて、ここ何年かは意識的にデニムを避けてセレクトしてきましたが、今年は久しぶりにデニムな気分が高まってまいりました。
そして、今後のNAVY Pants復活(勝手に想像)までに穿き込んでいきたいなと思うパンツが入荷しました。
E-Z ARMY-NAVY Pants 2
半年ほど前に、U.S.Armyで支給されていたファティーグパンツをルーツに持つ、バックサテンのオリーブグリーンのパンツをご紹介したのですが、そのパンツ『ARMY Pants』とU.S Navyで支給されていたNAVY Pantsをフュージョンして、ウエストをイージー化したものが今回ご紹介する『E-Z ARMY-NAVY Pants 2』です。
小さなアップデート、よりビンテージのムードへ
いきなり2なのは、2年ほど前にリミテッドエディションとしてリリースされていたからで、今回はバックポケットが1つだけに変更され、第一次世界大戦あたりのビンテージ感の強いバックシルエットになっています。
有りそうで、無い
セレクトしたのが8ozのデニムなので、全体的な雰囲気はNAVY Pantsなのですが、ARMY Pantsのホームベース型パッチポケットとバックベルト、エラスティックウエスト、裾のドローコードといった、本来なかった仕様を追加し、歴史上有りそうで、無かった、ハイブリッドな軍パンに仕上がっております。
さらに、サイドシームのない巻きパンツのパターン上の問題(腰周りがタイトでお尻が張る)を、ややゆとりのあるパターンに変更し、ウエストをイージー化することによって解消し、ビンテージの軍パンのムードをきっちりと継承しながら穿きやすい。とても現代的なパンツにアップデートされています。
汚れたら、ガシガシ洗う
8ozの生地設定なので、比較的早めにエイジングが楽しめるかと思いますが、『洗わない』はNG🙅♂️。
汚れたらしっかりと洗うことで横糸の白が活きるキリッとした経年変化が楽しめますし、
デニムの目が詰まって破れにくくなります。
バランスの取れた良いパンツ
程よく余裕を持たせた絶妙なバランスのパンツなので、これからの時期の春らしいコーディネートに最適。
厚すぎない生地のストレスのない快適な穿き心地と、ワンウォッシュの面でこのヴィンテージ感溢れるムードは、穿いて洗うことの楽しみと、シンプルになりがちな春夏のスタイリングに、デイリーに使える選択肢の一つとして、かなりの活躍が見込めると思います。