新年一発目はこちら
Post O’Alls USN Utility Coat
また一つ名作が生まれました。
Post O’Alls 2024 S/Sの第一便にして、一番楽しみにしていたアイテム。
『USN Utility Coat』
この感じ、とっても珍しいです。
かなり珍しいロング丈
ポストオーバーオールズ30年の歴史の中で、僕が知っているのはこの20年位ですが、コートはほとんどリリースされていないくて、昔ビームスさんとの別注でショップコート?を見たことがありますが、あとはピーコート、フード付きのライナーコートがリリースされていたくらいで、今作のようなコートらしいコートはおそらく初かと(あったらすみません)。
U.S.Navy Rain Coat
ベースになっているのは1970年代にU.S.Navyで支給されていたレインコート。
80年代以降に続く後継モデル『All Weather Coat』とは違い、肩口についているエポレットがなかったり、袖口のボタンもない。
ディテールがシンプルで、着回しの効くデザインです。
スプリット・ラグランスリーブ
コンパクトな見た目と裏腹にとても動きやすくストレスのない肩付けは、『スプリット・ラグランスリーブ』と呼ばれる、前から見たらセットインスリーブ、後ろはラグランスリーブになっているとても珍しい仕様。
すっきりとした見た目と、リラックスした着用感が得られる一石二鳥なディテールです。
さりげないディテール満載
シンプルで美しいフレア・ラインとベントを取っていないバックシルエット。
チンストラップが付くネック、インナーのポケットにアクセスしやすいスロテッドポケット等、さりげないディテールが満載されています。
味わい深い、悩める2種類の生地
セレクトした生地は2種類。
大好きなCotton Covertのsalt&pepperと、間違いのない味わいが期待できる8oz Denim。
Cotton Covert
PostのCovert Clothを使った洋服はたくさん所有していますが、salt&pepperと呼ばれる白と灰色の糸で表現された杢がなんとも言えないムードを放っており、年によってライトグレーっぽい(塩多め)時や、チャコールグレーっぽい(胡椒多め)時がありましたが、今季はちょうど良い塩梅の混ざり具合。
アトリエコートのような、ヨーロッパのビンテージウエアでよく見かけるものよりも、アメリカのブラックシャンブレーに近いベタッとした感じのない杢が素晴らしいムードを放っております。
8oz Denim Indigo
Denimに関しては、もう見てもらったら大体分かりますよね?
この8ozの生地の設定、同色で縫われたステッチ、POSTオリジナルの打ち込み型ドーナツボタン、キャリコの裏張り、、、、。
経年変化好きにはたまらん仕上がり。
着る時期によって着方を楽しめる
デニムの方が少しだけ生地に厚みがありますが、どちらも春、秋は大活躍、夏は空調の効いた室内用って感じなので、今すぐ着て下さいとは言いません。
個人的には、すっきり目の形と比較的薄手の生地という所に注目して、ロングシャツ的な使い方をしても良いかなと思っています。
少しフレンチっぽい襟の収まりも意外とよく、大好きな縦のレイヤリングピースとしても期待できそうです。
そういった着こなしの幅が増えるという意味でも、『ユーティリティー』なのかもしれませんね〜。
これほんと良いっすよ!