ポスト30周年
約30年前にアメリカのブランドとしてニューヨークでデビューしたポストオーバーオールズ。
そのこだわりは海を越えチャイナジャケットの本場、中国へと渡りました。
Light Moleskin
先シーズンから個人的に激推ししているPost Chinois(ポストシノワ)ですが、今季のライトモールスキンの生地もとても良い素材です。
ビンテージのフレンチワークの中でもかなりレアなタイプのモールスキンなのですが、薄手ながら張りとコシがあり、鈍い光沢感が特徴です。
手付けのチャイナトグル
フレンチチャイナのもっともらしいパーツであるチャイナトグル。
前回のシノワと比較するとトグルの部分がより細く、玉の部分も小さくなっています。
ビンテージのフレンチチャイナジャケットの中でも上質な物に見られるこの仕様は、袋縫いで丸く作った後に手縫いで縫い付けるとても手間のかかる仕様なので、本場中国でも10年以上前にほぼ絶滅してしまったディテールだそうです。
個人的には前回のトグルのバランスも好きでしたが、ビンテージや、アンティークの世界にありそうで、なかった。デザイナーの理想としての洋服。
こだわりのmade in China
プロダクトとしての完成度を高めるため、その失われてしまった製法を受け継いでいる縫い子さんが所属している工場で生産してもらったPost O’Alls こだわりのmade in Chinaです。