Frank Leder Dead Stock Chequered Wool Vestova

¥75,900

ワルシャワで見つかった、およそ1970年代のデッドストック生地を使ったベスト。
焦げ茶と黒を骨格に、ベージュ、オレンジ、コーラルの糸が複雑に重なったチェック生地は、ニットのような膨らみを持ちながら、縦横にはほとんど伸びず、斜めにだけ少し動く織物です。
ネック、アームホール、胸ポケットには濃いブラウンのローデンウールを切り替え、複雑な格子を引き締めています。
また、ナチュラルの糸の一部には濃いベージュ色の固形物のようなものが付いており、着用とともに少しずつ取れ、下地の生成りの糸が表に出てきます。
色移りするものではありませんが、新品時と着込んだ後では生地の見え方が少しずつ変化していきます。
168cm・65kgでちょうどよく、細身の方なら175cm前後まで、女性がゆったり着ても良いバランスです。
誰が、何のために織った布なのか。
その背景に思いを馳せながら、自分なりの着こなしで楽しんでほしい一着です。

―Origin―
Germany

―Material―
Cotton 100%

―Size―
L – 身幅 55cm 着丈 65cm 肩幅 39cm 

168cm 65kg  Lサイズ着用

※サイズ感などご不明な点がりましたら、メールでもお電話でもお気軽にお問い合わせください。

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商品コード: Frank Leder Dead Stock Chequered Wool Vestova カテゴリー: , タグ: , , , , , ,

説明

誰が、何のために織った布なのか

格子の骨格は、焦げ茶と黒。
その枠の中を、ベージュとオレンジ、コーラルの糸が埋めている。

フランクの話では、ワルシャワで見つけた、およそ1970年代の生地だそうです。
手がかりは、それだけ。

でも、揺らぐ格子の線を目で追っているうちに、織った人の手つきまで想像したくなります。

均一ではない糸が、ひとつの格子をつくる

手に取ると、まず伸び方が面白い。

縦にも横にもほとんど伸びず、斜めにだけ少し動く。

見た目にはニットのような膨らみがありますが、触っていると、やはりこれは織物なんだと思います。

ふわっとしたループの糸、平たいテープのような糸、撚りのかかったコーラルの糸。

性格の違う糸が、少しずつ隙間を残しながら重なっています。

密度は緩く、ふくらみがある。
重厚なのに、硬くない。

きっちり揃いすぎていないところに、人の手仕事のような温かさを感じます。

茶に見えていた部分にも、近づくと黒が潜んでいる。

織物なので、裏返すと、今度は茶と黒の組み合わせが多く現れて、雰囲気ががらりと変わります。

一枚の布に、表と裏で別の表情がある。

古い布に、フランクの解釈を重ねる

この布は、もともと何になるはずだったのでしょう。

コートか、ジャケットか、それともスカートか。

もちろん、想像でしかありません。

ただ、およそ50年前のどこかで誰かが織った布を、フランクが見つけて、ベストにした。

そこに加わるのが、縁取りのローデンウールです。

フランクが好んで、よく使う生地。

アルプス周辺で古くから親しまれてきた、目の詰まったウールです。

ワルシャワで見つかった古い布に、アルプス周辺で古くから使われてきたローデンウールを合わせ、フランクがひとつの服にする。

そう考えると、国という括りより、もう少し大きな文化圏の中で見たくなる一着です。

形は、シンプルなVネックのベスト。

襟ぐり、袖ぐり、胸のポケットにだけ、焦げ茶のローデンを切り替えています。

ポケットの口は、あえて切りっぱなし。

この濃い縁取りが、賑やかな格子をきゅっと引き締めています。

重ねることで、柄の見え方が変わる

身幅は広めで、着丈は短め。

Lサイズで、168cm・65kgの僕がちょうどいいです。

展示会で試したMは少しピタッとしたので、うちではLだけを仕入れました。

細身の方なら175cmくらいまで、女性がゆったり着ても可愛いはずです。
入荷は、この1着だけです。

黒いジャケットの下では、縁取りが溶けて、格子だけが浮かび上がる。

ツイードのジャケットの下では、ローデンの茶が襟元で静かにつながる。

暖かさを求める服ではありませんが、重ねるだけで、その日の空気が変わります。

完成した柄ではなく、変わっていく布

この生地には、もうひとつ特徴があります。

ナチュラルの糸の一部に、濃いめのベージュの、練り物のようなものが付いているのです。

固めた砂のような質感で、着ているうちに、ポロポロと少しずつ取れていきます。

太さはまちまちで、生地全体に、一定のリズムで入っています。

他の服に色がつくことはありませんでした。

展示会のサンプルでは、それがすでにほとんど取れていて、下地のナチュラルの糸が表に出ていました。

着ていくうちに、生成りの糸が顔を出して、この布の色の印象は、少しずつ変わっていくはずです。

誰が、何のために織った布なのか。

その答えは、たぶんもう、誰にも分かりません。

でも、分からないからこそ、想像しながら着られる。

古着を楽しむように、思いを馳せながら、自分なりに。

これから変わっていく格子の表情も、その時間の一部です。

追加情報

サイズ

L

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