517と646のいいとこ取り『546 Flare』
1970年代後半〜80年代初頭、世界を揺らしたベルボトムの波は、10代の大淵さんにも強い影響を残した。
その体験はアウトドアやサーフへ傾いた青春時代にも続き、やがて2000年代初頭の『Flare』シリーズへと結実。
今回の新作は、Levi’s 517と646の“ちょうど間”として2004年に生まれた『546 Flare』を、いまのワードローブに収まるバランスへと磨き直した一本です。
実は取り入れやすい自然なスタイル
膝下でスッとひらく控えめフレア。
腰まわりはすっきり、太ももは自然なゆとり、裾は広すぎない設定。
いわゆる『ベルボトムの迫力』よりも、脚のラインがきれいに見える穏やかな広がりで、フレアに馴染みのない方にも取り入れやすいフィットです。
サンダル、レザーシューズ、ブーツまで足元の振り幅も広め。
12oz Indigo Denim Deep Wash
生地は12ozのコットンデニム。
程よい厚みと柔らかさがあり、穿き込むほどに馴染み、洗いを重ねるたび表情が増していきます。
季節を問わず活躍する扱いやすい生地感です。
日常に新しいバランスを
70年代カルチャーへのオマージュを軸に、2004年の『546 Flare』を現代的に最適化した『546 Flare-R2』。
過剰な装飾は避け、パターンとシルエットの精度で魅せる、Post O’Allsらしい『ベーシック・フレア』です。
バンドカラーやワークシャツで軽快に。
着丈の短めなワークジャケット、ミリタリーブルゾンとも好相性。
足元はレザーで締めても、サンダルで抜いても◎。
裾の『揺れ』を活かすなら、甲に軽く触れるくらいの丈感が気持ちいいです。
『ひさしぶりのフレア』にも『はじめてのフレア』にも、ちょうどいいPost O’Allsの新しいバランス。
日常の一本を、少しだけ新しく。