来週、8月15日(金)〜18日(月)の4日間。
うちでは8回目となる OLD TOWN のオーダー会を開きます。
また、この時間を迎えられること
「今回で最後かな」「次はもうできないかもしれないな」
そんな思いを抱えながら開催した前回。
それから数カ月、またこうして皆さんにご案内できる日が来るとは思っていませんでした。
だからこそ、この4日間を迎えられることが、とても嬉しいです。
OLD TOWNと日本の、限られたつながり
現在、イギリス・ロンドンの Labour and Wait で3型だけ販売されていますが、それ以外では手に入りません。
オーダー形式では、あと数年だけ、日本でのオーダー会でのみ手にすることができます。
国内でこの機会を持てるのは、わずか5店舗ほど。
そのひとつが、うち kado です。
OLD TOWN JAPANのN氏は、ウィルさんとマリーさんと長年にわたって信頼関係を築き、「オーダー会をやらせてほしい」という国内の数多くの依頼を、すべて断ってきました。
そのおかげで、こうして僕たちは皆さんとOLD TOWNの洋服を囲みながら、じっくりとお話しできる時間を持てています。
N氏には、感謝してもしきれません。
今回選べる生地は
年々、生地の選択肢は少しずつ減っています。
ですが、それは“選べるものが減った”というより、“残されたものが本当に長く愛せるものになった”という感覚です。
着込むたびに風合いが増し、10年後の姿が楽しみになる——そんな生地をご用意しています。
どうぞ実物を手にとって確かめてください。
OLD TOWNというブランド
OLD TOWNは、イングランドの小さな街、Holt(ホルト)で生まれたブランド。
デザイナーのWilliam Brown氏が、一人でさまざまなミシンを操り作り上げる洋服は、どこか懐かしく、そして今探しても見つからない“古くて新しい”イギリスのワークウェアです。
派手さのないシンプルなデザインと、立体的なパターン。
民藝品のような素朴な美しさと、暮らしに馴染む耐久性。
全てはHoltのアトリエで、完全受注生産で作られています。
もともと完全受注生産のため、お店に並ぶことはありません。
必要な量を、必要なときにだけ作る——そんな強くてコンパクトな形を、何十年も前から貫いてきたブランドです。
こんな方にこそ
ファッションの速い流れに少し疲れた方や、品質がよく人と被らない、自分だけのマスターピースを探している方には、特におすすめです。
着込むほどに体に馴染み、日々の暮らしと共に味わいを深めていく洋服です。
会期中は僕の私物のOLD TOWN、静かに存在感を放つオーダーサンプル、そして生地スワッチをご用意しています。
試着しながら、『これから先、長く付き合える一着』を一緒に探しましょう。
【OLD TOWN 2025 ORDER EXHIBITION at kado】
2025年8月15日(金)〜18日(月)
オーダー時にデポジットとして1万円をお預かりします。
お渡しは年末ごろを予定しています。
※ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。