2025.8.30.
nakamurashoes SG-02SP
先日ご紹介した女性用の可愛いストラップシューズ『T-02』に続き、完売していた別注モデル『SG-02SP』も届きました。
そういえば、きちんとご紹介できていなかったかもしれません。
いつもの調子で、中村さんの靴をあらためてご紹介しますね。
スニーカー以上、革靴未満
足立区・江北のアトリエで仕上げられた別注サイドゴアシューズは、くるぶしの少し下で止まるミッドカットに、キャップトゥとサイドゴアを組み合わせた一足です。
丸みのあるトゥが柔らかい印象を保ちつつ、キャップ部分にだけ小さな親子穴を配して表情をほんのり加える。その“さじ加減”がちょうどいい。
履き口はすっきりとしていてメリハリが生まれるぶん、視線が流れて足のボリュームも軽く見えます。
見た目はコンパクトでも土台は頼れる作りで、厚みを抑えたラグソールが重さを感じさせません。
太い軍パンやゆったりチノの裾も、細身のトラウザーも、どちらも自然に受け止める“素直な形”。
僕にとっては、作業にも外出にも迷わず履ける『制服』のような存在です。
今回はキップレザー
アッパーはきめ細かなキップレザーで、ほどよい艶があり、多少ラフに扱っても表情が崩れにくい頼もしさがあります。
履き口の伸縮ゴムは着脱を一息で済ませてくれて、踵の太めのプルタブに指をかければ脱ぎ履きの多い日もストレスなし。
安心のビブラムソール
アウトソールはビブラムのラグソール。
ワークブーツや登山靴にも使われる安心感のある仕様で、濡れた路面でもグリップが効き、想像以上に軽い履き心地です。
長時間立ちっぱなしの日や、よく歩く旅行中にも頼りになります。
何でも合っちゃう合わせちゃう
見た目のポイントはキャップトゥにありますが、全体のボリュームは控えめなので“ドレスに寄りすぎないきちんと感”で日常に馴染むのも魅力。
よく履いているので前に撮った写真も載せますが、着用の通り合わせる服を選びません。
強い赤のパンツや柄シャツのようにトップスもボトムも主張する装いでは黒のミッドカットが全体をひとつに締め、派手さを落ち着かせます。
ウールジャケットにスウェット素材のパンツを合わせた半歩力の抜けたスタイルでは、キャップトゥの端正さが“部屋着感”を消して外行きの空気に整えてくれる。
ショーツに白ソックスの夏の装いでも、くるぶし下の高さが素肌の見え方をちょうどいい塩梅にコントロールし、大人っぽさを保ちます。
ダークトーンのセットアップに合わせれば、革靴ほど構えずスニーカーほど崩さない“展示会まわり・出張向けの正解”に。
機能素材のカーゴやテック系パンツと組む日も、軽やかな足元なのに路面を選ばない実用性が生き、雨の移動も怖くありません。
急いでる日も、ちゃんとしたい日にも
手を伸ばす理由はいくつもあるのに、見た目は静かで出しゃばらない。
スニーカーの気軽さと革靴の落ち着き、そのちょうどいい場所にいる一足です。
デニム、軍パン、チノ、ウールトラウザー、ショーツまで守備範囲が広く、外食や展示会まわりのように脱ぎ履きが多い日にも強い味方。
「今日はきちんと見せたい」「いまは急いで出たい」
どちらの朝にも、同じように信頼して手に取れます。
いつでもあってほしいのに、たいてい早くなくなるSG-02SP。
気になる方はお早めに〜。
8/30日現在
【Stock Size】
24cm、24.5cm
26.5cm、28cm、29cm