Post O’Alls BDU-R2 60/40 Twill Black

¥71,500

兵士自身がポケットを改造した古着を着想源に、アメリカ軍の戦闘服をシャツとジャケットの間にある服へ作り直したPost O’Allsの『BDU-R』。
今回のR2では、その独特な左右非対称の胸元や着やすいバランスを残しながら、60/40ツイル、コーデュロイの襟、表に現れた打ち込みボタンによって、少しジャケット側へと進んでいます。
生地はコットン60%、ナイロン40%。
薄手ながら密度と張りがあり、洗いによって少し墨黒のように褪せた、マットで強すぎない黒に仕上がっています。
シャツのように気軽に扱えますが、身頃にはきちんと面があり、見え方はちゃんと上着。
元はアメリカ軍のBDUでありながら、どこか英国のハンティングジャケットを思わせるムードも魅力です。
Tシャツの上から着始め、秋にはシャツ、さらにスウェットや薄手のニットまで重ねられる。
夏の終わりから本格的な冬の手前、そして春にも使える、守備範囲の広い軽アウターです。

―Origin―
Japan

―Material―
Cotton 60%
Nylon 40%

―Size―
M – 肩幅 48cm 身幅 60cm 着丈 72cm 袖丈 58cm
L – 肩幅 50cm 身幅 63cm 着丈 74cm 袖丈 59cm
XL – 肩幅 52cm 身幅 68cm 着丈 76cm 袖丈 61cm

168cm 65kg  Mサイズ着用

※サイズ感などご不明な点がりましたら、メールでもお電話でもお気軽にお問い合わせください。

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商品コード: Post O’Alls BDU-R2 60/40 Twill Black カテゴリー: , タグ: , , , , , , ,

説明

シャツとジャケットの間から

僕は以前のBDU-Rを持っています。

シャツ生地で、くしゃっと身体に馴染み、暑い時期でも気軽に羽織れる。

シャツとジャケットの間にいる服。

僕の中でBDU-Rは、ずっとそんな存在でした。

今回のR2も、形そのものが大きく変わったようには見えません。

でも、袖を通した時の印象は少し違います。

決して厚手ではないのに、身頃にはきちんと面がある。

手持ちのBDU-Rがシャツの延長だとすれば、今回はちゃんとジャケットの顔をしています。

しかも、元になっているのはアメリカ軍の戦闘服なのに、どこか英国のハンティングジャケットのように見える。

正直、少しバブアーっぽい。

そこが、今回最初に惹かれたところでした。

崩すことで生まれたBDU

BDUとは、Battle Dress Uniform。

1980年代にアメリカ軍で採用され、長く使われてきた戦闘服です。

ただし、Post O’AllsのBDU-Rは、それをそのまま再現したものではありません。

着想源となったのは、兵士自身によってポケットを改造された一着の古着。

胸のポケットをひとつ取り外し、ペン差しだけを残す。

ほかのポケットも、マチの入り方や容量を街で使いやすいように組み直す。

完成された軍服を忠実に復刻するのではなく、一度崩して、シャツとジャケットの間にある服として作り直した。

それがBDU-Rです。

この左右非対称な胸元も、最初から変わったデザインを考えたわけではありません。

元の服からポケットを外した、その痕跡です。

右胸にはフラップ付きのポケット。

反対側には、取り残されたような細いペン差しだけがある。

整然と並べ直さず、その不揃いな状態を残したことで、軍服とは違う余白が生まれています。

夏に届いた、秋冬の黒

Post O’Allsだけ、ひと足早く秋冬が始まりました。

とはいえ、まだ夏の真ん中。

この時期に入荷することは分かっていたので、重たい秋冬生地ではなく、早い時期から着始められる60/40ツイルを選びました。

コットン60%、ナイロン40%。

少し滑りがあり、光を鈍く返す生地です。

すでに洗いがかけられているため、化繊混の生地にありがちな新品らしい硬さや光沢はありません。

色も真っ黒ではなく、少し墨黒のような見え方。

チャコールほど灰色ではない。

でも、深い黒が持つ強さは少し抜けています。

だから黒いジャケットでありながら、オリーブやブラウンの服とも馴染みやすい。

全身を暗い色でまとめても、黒だけが重く浮きません。

生地が服の立ち位置を動かす

手持ちのBDU-Rに使われているシャツ生地は、着ると細かなシワが寄り、そのまま身体へ落ちていきます。

一方、今回の60/40ツイルは、薄手ながら生地に密度と張りがある。

そのため肩から裾までの面が崩れすぎず、前身頃のポケットや襟の形もはっきりと見えます。

パターンが大きく変わったわけではない。

まず生地が変わることで、同じ形の立ち位置がシャツ側からジャケット側へ少し動いた。

そのジャケットらしい見え方を後押ししているのが、コーデュロイの襟です。

身頃と同じブラックなので、配色として強く主張するわけではありません。

けれど、首元に畝のある素材が入るだけで、軍服特有の乾いた感じが少し和らぎます。

襟を寝かせれば落ち着いた表情。

立てれば内側のコーデュロイがしっかり現れる。

隠されていたものを、表情に変える

R2で大きく変わったのは、そこに加わるボタンの見せ方です。

本来のBDUでは、装備などに引っ掛からないよう、フロントやポケットのボタンは隠されています。

ところがR2では、そのボタンをあえて外へ出している。

しかも、普通のプラスチックボタンではなく、金属の色がわずかに覗く打ち込み式です。

軍服では機能のために隠されていたものが、ここではジャケットの表情として使われています。

ポケットを外した古着からBDU-Rが生まれ、今度は隠れていたボタンを表へ出してR2になる。

完成された軍服の作法を、少しずつ崩しながら街の服へ変えていく。

形を大げさに作り替えず、細かな部分の意味を反転させているのが、この服の一番面白いところだと思います。

肘には、軍服に見られる二重の補強がありません。

袖も必要以上に太くなく、腰まわりも窮屈ではない。

前にはポケットとボタンが並びますが、背中は驚くほどプレーンです。

両脇のアジャスターを留めれば、腰まわりに少しだけ変化をつけることもできますが、形を強く作り込むためのものではありません。

前にはBDUらしい情報があり、後ろは静か。

この差があることで、ポケットの多い服なのに着姿が重たくなりすぎません。

シャツの気楽さ、ジャケットの顔

Tシャツの上からなら、夏の終わり頃から。

シャツの上に重ねて秋を過ごし、もう少し寒くなればスウェットや薄手のニットも入れられる。

本格的な冬のアウターではありませんが、春から冬の手前まで、かなり長い期間使えます。

シャツのように扱える気楽さがありながら、見え方はちゃんと上着です。

手持ちのBDU-Rがシャツ寄りだったからこそ、今回のR2がほんの少しジャケット側へ動いたことがよく分かります。

アメリカ軍の戦闘服から始まったのに、今季はどこか英国の服に見える。

それでも胸元には、昔の兵士が残した細いペン差しが、今もそのまま付いています。

追加情報

サイズ

S, M, L, XL

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