説明
どこか懐かしいムードを持った『海』を感じさせるシャツ
昔船長が乗っていた船の帆のような、風が吹けば靡くけど、それでいて芯のある生地を使った、今期のテーマを象徴する『海』の香りがするシャツ。
何度も何度も洗濯されたリネンのような手触りを持つオーガニックコットン100%の生地は、肌に張りつかず、風を受けると膨らむような『帆』を思わしてくれる、フランクがイメージするストーリーにぴったりな素材です。
古い織り機で丁寧に織られたであろう生地は、不均一な節があり、その風合いはとても豊か。
きちんと織られているのに、どこか『ゆるい』。
その力の抜けた感じの生地に、キリッとしたネイビーストライプが気持ちよく配色されており、真面目で優しい印象を与えてくれます。
着るほどにくしゃっとした表情が生まれ、それもまたデザインの一部のようです。
Old Style Shirt
シルエットは、ヨーロッパの古いシャツにインスパイアされた僕の大好きなオールドスタイル。
この生地は襟があった方がいいと思ったので、今期は襟ありでのオーダー。
着丈はやや長めで、身幅にもゆとりがあります。
サイドのラウンドは深め、補強のマチが付き、肩まわりにはプリーツを施して動きやすさも考慮。
胸ポケットの柄合わせまで丁寧に仕立てられています。
『気張らず、でも気を抜きすぎず』を体現するシャツ
全体はゆったり。でも、だらしなくは見えない。
平面で見るとちょっと変わった形をしてるんですが、着てみると不思議と馴染む。
うちにはベーシックなポストのシャツ、個性的なQUILPのシャツジャケットがあるので、どこにも属さないこれくらいの感じがお店のバランス的にちょうど良い気がします。
これから気温が上がってくると、コーディネートがついついシンプルになりがちですが、このシャツ一枚で印象がぐっと引き締まります。
タックインしてクラシックに着てもよし、裾を出してラフに羽織っても様になります。
ゆったりとしたシルエットは、太めのパンツにも細身のパンツにも合わせやすく、秋冬にはジャケットやアウターとの重ね着にも◎。
春から秋にかけては、軽く羽織るアウター代わりにも活躍します。
大人の普段着は、『気張らず、でも気を抜きすぎず』なので、そんな着方ができるシャツが一枚あるととっても便利だと思います。
洗うたびに風合いが増し、着る人の暮らしに少しずつ馴染んでいく。
やがてその人の『マイビンテージ』になるようなシャツです。
洗いざらしでふわっと羽織ってくださいね。