Frank Leder Grey Brown Wool Janker Jacket

¥86,900

オーストリアやバイエルン地方に伝わる Janker(ヤンカー)を背景に、フランク・リーダーが現代の生活に向けて静かに再構築したジャケット。
ブルーとブラウン、2種類のデッドストックのウール生地を使った切り替えは、滑らかでありながら密度のある独特な質感を持ち、見た目の穏やかさの奥に豊かな表情を備えています。
ジャケットとして、カーディガンとして、インにもアウトにもいける汎用性の高いデザイン。
削ぎ落とされた佇まいと、時間をかけて選ばれた素材とバランスが、日常の中で少しずつ信頼を積み重ねていく一着です。

―Origin―
Germany

―Material―
Wool 100%
All German Dead Stock Fabric

―Size―
M –身幅 57.5cm 肩幅 49.5cm 着丈 70cm 袖丈 62.5cm
L –身幅 59cm 肩幅 50.5cm 着丈 71cm 袖丈 63.5cm

168cm 65kg   Mサイズ着用

商品コード: Frank Leder Dead Stock Cotton Tweed Janker with Side Pocket-1 カテゴリー: , , タグ: , , , , ,

説明

温故知新の極み

フランクリーダーの服を手に取るとき、いつも思うのは「説明より、まず触ってほしい」ということです。

このGrey × BrownのJanker Jacketも、まさにそんな一着。

Janker(ヤンカー)は、もともとオーストリアやドイツ・バイエルン地方で着られてきた、狩猟や労働のための実用的な上着。

地域の民族衣装としての側面も持ちながら、直線的で無駄のない形は、当時の暮らしの中で自然と磨かれてきたものです。

フランクは、そうした背景をきちんと踏まえたうえで、民族的な装飾だけを削ぎ落とし、いまの生活の中で違和感なく着られる形へと整えています。

ノーカラーに近い襟元と、ストンと落ちるボックスシルエット。

その佇まいには、歴史への敬意と同時に、現代的な生活へのアプローチが感じられます。

静かに語りだす、美しい生地

このジャケットで、いちばん印象に残るのは生地です。

ブルーベースとブラウンベース、2種類のウールを使った切り替え。

見た目はとても穏やかですが、目を凝らすと、織りが均一ではなく、細かな表情が静かに連なっているのがわかります。

起毛した柔らかさではなく、滑らかでありながら、隙間のない密な織り。

空気を含んでいるように見えて、触ると芯がある。

その質感のギャップが、この生地の不思議な魅力です。

袖に使われたブラウンの生地も、角度によってストライプのように見え、単色では終わらない奥行きを持っています。

長く着てもらうことを前提に、考え抜かれたデザイン

切り替えの配置や分量、アンティークボタンとの組み合わせも含めて、全体のバランスはとても穏やかです。

目立つためのデザインではなく、時間をかけて考え抜かれた結果として、こうなっている。

着たときに説明がいらない、でも印象にはしっかり残る。その加減が、フランクらしいところかなと思います。

太めのトラウザーに合わせても、デニムに落としても、無理がない。それでいて、装いがどこか整って見える。

流行を追う服ではなく、この生地、この佇まい、このバランスのすべてに、時間をかけた跡が残っている。

一瞬の高揚ではなく、日常の中で静かに力を発揮しながら、日々の中で少しずつ信頼が深まっていく。

長く手元に置くことを前提に、選びたくなる一着です。

追加情報

サイズ

M, L

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