Description
HEL 2
これからの季節毎日履いちゃうLA BAUMEのサンダル。
今年はワラチ型のHEL 2をセレクトしました。
LA BAUME from Poland
ラボームは、ポーランドのクラコフという街で、30年以上前から天然の革を使い、ハンドメイドで靴や鞄を作っているブランドなのですが、靴やサンダルを作る時に木型を使用しないプリミティブな物作りのスタンスを貫いているのが特徴です。
木型を使わなくてもベジタブルタンニンで鞣された上質な革を使っているので履く人の足型に革が伸び、めちゃくちゃ馴染みます。
ベジタブルタンニン鞣し
ラボームが使用しているベジタブルタンニン鞣しの革は、一般的な方法である化学薬品を使って鞣される革(クローム鞣し)よりも使える部分が少なくなる(悪い部分が腐っちゃう)為、コストはかかりますが、非常に長持ちします。
味わい深い経年変化が得やすいのもベジタブルタンニン鞣しの特徴です。
ワラチに似ているが別物
今回セレクトしたHEL 2は、メキシコの伝統的な編み上げ式のレザーサンダル『ワラチ』によく似ているのですが、よくよく見ると全く別物です。
ワラチは、ネイティブメキシカンやメキシコの農民が履いていた革製の靴を起源とし、革製品を作る時に出た切れ端と廃タイヤをリサイクルしたソールなどを用いて現代風にアレンジされたものですが、ラボームのワラチは、長く愛用できるように、上質な革とクッション性に優れた減りにくいソールを使い、熟練の職人によって丁寧に作られています。
一枚の革から作られるアッパー
いつもセレクトしているKASINKAとは違い、HEL 2は編み上げ式のアッパーなのですが、これ実は一枚の革を細く刻み紐状にした物を編み込んでいるんです。
一枚の革で構成されている為、圧迫感のある所は革紐が緩み、隙間が空いている所は詰まっていくので、履き込んだ時の足馴染みがとても良く、履けば履くほど自分の足型に変化していきます。
満足度の高いレザーサンダル
適度な革のボリューム感と、編み上げた革紐の隙間から見える肌のバランス、そして厚底(ここポイント高い)なのに軽い、ストレスもなく、合わせるスタイルも問わない、満足度の相当高いサンダルです。
ラボームはヨーロッパのブランドでありながら、ワラチや日本の雪駄のようなデザインの靴やサンダルを作っていて、革の特性を充分に活かしたシンプルなスタイルは、まるで実用的な機能性と素朴な美しさを合わせ持つ民芸品のようです。
使い込んだ道具が手に馴染むように、履き込んだ時間と共に足に馴染み、艶が増し、柔らかくなっていく。
育てがいのあるサンダルという側面を持っているのがLA BAUMEのサンダルの良さでもあります。
今回も女性が履いて頂けるサイズからオーダーしてますので、良かったら試してみて下さい。