説明
軽やかで、奥深い
一枚で空気を纏うような軽やかさ。けれどその表情は、実に豊か。
端正でクラシカルな佇まいに、ほんの少しのひねりを効かせて。
トーンの異なる2色の古くて新しい生地が織りなす静かな迫力と、Frank Lederらしい繊細な遊び心が同居した一着です。
Old Styleと細やかな仕掛け
シルエットは身幅にゆとりを持たせ、着丈はやや長め。
浅めのラウンドカットや肩まわりのプリーツなど、着心地と動きやすさへの配慮も忘れずに。
襟元はスタンドカラー。
真面目すぎず、ラフすぎず、ちょうどいいバランス。
裾を出してふわりと羽織っても、タックインしてクラシカルにまとめてもサマになる、稀有な存在感です。
微細な主張が、大人の装いにちょうどいい
そして、襟元、カフス、ヨーク、前立て、ガゼット。
各所に配されたストライプの色切り替えや、内側に忍ばせた胸ポケットの玉縁とボタン。
遠目にはシンプルで品良く、けれど近づくと気づく小さな仕掛けがちりばめられています。
Dead Stock Two Tone Stripe Cotton Shirt
ホワイト×ブルー、ホワイト×ピンクのストライプ。
色数は抑えてあるのに、決して地味にはならず、どこか優しげで誠実な表情に。
ドイツのクラフトマンシップという言葉が、妙にしっくりくるような説得力があります。
薄くて軽やか、でも芯がある。
表面にはほんのりと浮かぶ凹凸があり、まるでシアサッカー地のように繊細な陰影をまといます。
織りはきちんとしているのに、どこか『ゆるさ』を感じさせる柔らかさ。
洗いざらしでふわっと羽織ると、くしゃっとした皺すらデザインの一部のように馴染み、着るほどに味わいを増していきます。
古い織り機だからこその不均一な節も、その風合いに一役買っています。
無理をせず、けれどどこか品がある。
まさに『気張らず、でも気を抜かない』大人の普段着。
暮らしに寄り添い、育っていくシャツ
スラックスで真面目に、リネンパンツで軽やかに、色落ちジーンズでラフに。
太めのパンツでも、細身でも、ショーツでもしっくりと馴染む、懐の深さがあります。
気温が上がれば軽い羽織りとして、肌寒くなればジャケットやコートの下に重ねて。
春から夏、そして初秋へ。
気づけば毎年袖を通している、そんな存在になると思います。
日々を共にするなかで、皺が入り、色が馴染み、生地が柔らかくなる。
いつの間にか、それは『自分だけの一着』に育っていきます。
洗いざらしで、ふわっと羽織ってください。