説明
ジャージに見えても、それでいい
ジャージに見えても構わない。
というか、たぶん見える。
セットアップで着ているだけで「部活?」って聞かれたことがある人、結構いると思います。
僕もあります。
でも今回は、それでいいんです。
これはファッションだから。
ELEY KISHIMOTOとFILAによるコラボレーション。
離れて見ると、ほとんど単色のトラックスーツです。
柄なんてどこにあるんだ、というくらい。
でも近づくと、初めて気づく。
生地の中に、ELEY KISHIMOTOの代名詞でもある『FLASH』の稲妻模様が、うねるような表情でびっしり入っています。
叫んでない。
でも、いる。
そのくらいの主張の仕方が、僕にはちょうどいい。
僕自身、柄を前面に出して着たいタイプではないので、FLASHというこれだけ強いモチーフを使いながら、「柄を着ています」という感じにならないところがまず好きでした。
FLASHを、柄ではなく生地の表情に
そして実物が届いて、もう一つ発見がありました。
このFLASH、プリントではなくジャカードの総柄で表現されています。
素材は、吸水速乾性とUVケア機能を備えたスムースジャージ。
一般的なジャージにあるツルッとした感じがほとんどなく、かなりマットな表情です。
近くで見ると生地には細かな凹凸があって、FLASHが表面をうねっているようにも見えます。
Blackは黒、白、グレーの三色構成。
FLASHは黒とグレーの濃淡で表現され、少し離れればほとんど黒一色に見えます。
Khakiはダークカーキとカーキのグラデーション。
こちらの方がBlackより少し柄は分かりやすいですが、それでも離れると一色のカーキに見えるくらい。
どちらもFLASHを見せるための色というより、FLASHを生地の表情として見せるための色なんだと思います。
このラインが、ちゃんとジャージに戻してくれる
そして両サイドには、FILA伝統のセブンストライプテープ。
これも実物を見ると、やっぱりあった方がいい。
FLASHのジャカードだけだと少しファッションに寄りすぎるところを、このラインがちゃんとスポーツウェアに戻してくれています。
背中には大きくFILAのラバープリント。
ここだけは分かりやすくスポーツウェア。
新品の今はくっきりしていますが、着ていくうちに少しずつひび割れたりしてくるのかもしれません。
ジャカードとして残っていくFLASHと、着ることで古くなっていくプリント。
その変化も少し楽しみです。
僕にとって、服もスポーツのモチベーション
でも、なんでこんなに惹かれたんだろう。
正直に言うと、僕はアスリートではありません。
競技として何かを突き詰めているわけでもないし、毎日のようにトレーニングウェアを着て身体を追い込む生活でもない。
久しぶりにみんなで体を動かしたり、
今日はちょっと走ってみようかなと思ったり、
僕にとってスポーツは、そのくらいのものです。
だからこそ、服は結構大事だったりします。
今日はやろうかな。
せっかくだから、これ着て行こうかな。
そうやって自分のモチベーションを少し上げてくれるのが、僕の場合は服なんです。
みんなで色を揃えても面白い。
一人で勝手に楽しんでもいい。
部屋で着ていて、そのまま外に出てもいい。
何年ぶりかにスポーツします、くらいでもいい。
ガチじゃなくてもいい。
久しぶりでもいい。
そういう人にも開かれているのが、スポーツウェアのいいところなのかもしれません。
スポーツとファッション、その間にちょうどいた
そこへ現れたのが、FILAとELEY KISHIMOTOでした。
しかもadidasでもNikeでもなく、FILA。
ここも僕には良かった。
もちろん歴史のあるスポーツブランドですし、テニスなどでは馴染みのある方も多いと思います。
ただ僕自身は、これまでFILAに深く触れてきたわけではありません。
知っている。
なんとなく印象もいい。
でも、自分の中で『FILAとはこういうブランド』という像が出来上がりすぎていない。
そのくらいの感じが、今回はむしろちょうど良かったんだと思います。
そして、あれこれ考えましたが、
着てみれば結局ものすごく単純です。
動きやすい。
伸びる。
楽。
さらに吸水速乾性があり、UVケアまで備わっている。
そりゃそうですよね。
ちゃんとスポーツウェアですから。
ジャケットはゆとりのあるシルエットで、パンツはすっきりとしたストレート。
上下で着ても昔ながらのジャージそのままには見えないけれど、ファッションに寄せすぎてもいません。
セットアップでもいいし、ジャケットだけでも、パンツだけでも普通に使えます。
こういう提案は今まであまりしてこなかった気がしますが、実際に着てみると、当たり前のように便利です。
ジャージに見えても構わない。
むしろ、そう見えるくらいでちょうどいい。
そのくらい普通の顔をしている方が、
僕はきっと、ちゃんと着ると思います。