SCiENCE LONDONのフィッシュテールパーカは、流行やシーンの文脈では語りきれない、強い意志を持った一着です。
1980年代ロンドンでティム・ウォリンジャーが生み出したその服づくりは、合理性と衝動、理性と実験のあいだを行き来しながら、ただ「自分が信じる形」を追い続けるものでした。
M-51をベースに、左右非対称のパネル構成で組み上げられたこのパーカは、一見すると奔放なツギハギのようでありながら、その実態は極めて構築的。
生地の厚みや重さ、縫製順や重心まで数ミリ単位で設計された、知性の塊のような服です。
その複雑さゆえ、過去には完成までに数年を要し、「現実的ではない服」として限られた機会にしか作られてきませんでした。
今回の復活は単なる復刻ではなく、その思想を深く理解した日本人の手によって、意志が正しく受け継がれた結果です。
イギリスの生地を使い、イギリスの職人が縫い上げる。
取り外し可能なライニングは単体でも成立し、装着時と非装着時でシルエットと着心地が大きく変化するなど、着方そのものまで設計されています。
誰に向けた服でもなく、売るための服でもない。
ただ、この形でなければならなかった一着。
SCiENCE LONDONのフィッシュテールパーカは、『価値』という言葉の本当の意味を静かに教えてくれる完成形です。

―Origin―
England

―Material―
たくさんの生地が切り替わっている為、改めて記載します。

―Size―

S – 後着丈 97cm 身幅 67cm 袖丈 60cm 肩幅 60cm
M – 後着丈 98cm 身幅 69cm 袖丈 61cm 肩幅 63cm

168cm 65kg Sサイズ着用